Tanaka_10

だんだん朝夕寒くなってきましたね。今年もあと2ヶ月ちょっと。日々が過ぎていくのは本当に早いと感じます。

さて、今月のテーマ。今までのテーマとは全く毛色が変わっていますね。「もし~だったら。」英語でいうところの「If~?」ですね。とても興味深いテーマです。 世の中の子供たちが整理収納が得意になったら・・・。もし全ての子供たちが整理収納が得意になったとしたら何が起きるのかを考えてみました。

まず、私たち整理収納アドバイザーといった整理に関する職種はこの世から消滅するでしょう。それは、物理的なモノの整理だけではなく、心の整理に関するカウンセラーといった職種も同様だと思います。なぜなら、整理収納って「モノと向き合う事」無しには先に進めないから。そして、「モノと向き合う事」は、「自分と向き合う事」だから、心の整理もできるようになる。なので、心のケアの職種も消滅するでしょう。これは、あくまで全ての子供たちが整理収納が得意になったら?の話ですが、この前提でさらに考えました。子供たち全員がそうなったら世の中どうなるの?と。単に整理に関する職種が消滅するだけではすまないはずです。常に自分と向き合い、心を整理できる人だらけだからモノも少なくなる。煩悩の境地を知ったような穏やかな人ばかりになる。きっと争いも無くなるでしょう。

一見素晴らしいように見えますが、全員となると話は別。同じような考えの人ばかりになる事は、当然お店のバリエーションも今とは比べ物にならないくらい減るでしょう。だから、職種も減ります。住む家の形もみんな同じようになる事も考えられる。つまり、人生の選択肢が大幅に減ることを意味するのではないか。没個性化して、面白味のない人やモノばかりの世界が出来上がるのでは、と思うのです。正直なところ、気味が悪いし、つまらない。客観的に見てそうなるのではないかと思ったけど、書いていて自分でも背筋がゾッとしてきました。ですが・・・そんな事ってありえないですよね。故意にそうコントロールするウイルスみたいなものが拡散してしまう。そんなストーリーの映画や物語の中でならあるのかなと思いますが、現実では、どう考えてもあり得ない・・・。

では、現実的に何が起こるのか、と考えてみました。今より整理収納の得意な子供たちは、確実に増えるでしょう。増えると同時に全くできない人も増えるのかなと思う。そう思う根拠は、今、大人の整理収納をアドバイスしていて、人には向き不向き、得手不得手があるということを痛感しています。当然子供たちにも同じ事が言えるから、現実的に考えるとこう思い浮かんだのです。

もうちょっと順を追って考えてみます。世の中の子供たちが、整理収納が得意になるためには、整理収納の考え方が広く認められる必要があります。広く認められると、整理収納が教育のカリキュラムに組み込まれるようになります。すると、子供たち全員が整理収納を学ぶ事になるでしょう。全員が学ぶから、当然、今の国語や数学といった教科のように得手不得手がはっきりしてしまう。このように考えられます。

私は、人は多様性を持つ生き物だからこそ、ここまでの世界を築くことが出来たのだと思います。また、人は誰一人として、同じ人はいません。人の数だけ人生もあります。そこが面白いと心底思っています。子供たちが、整理収納に限らず、得手不得手を自覚しても、自分らしく生きて行ける。そんな世界になると素敵だなぁと思う。そのためには、前にちょっと触れましたが、整理収納の考え方が広く認められる事が大切だと思います。

今、こんまりさんこと近藤麻理恵さんをはじめ、沢山の整理収納アドバイザーの方々の活躍で、整理収納の考え方が世界的に認められつつあります。この流れを絶やさぬよう、私も微力ながら、頑張っていきたいなぁ。と思います。

あらっ?ふと思いました。整理収納が得意な子供たちが増えると、昨今の大人顔負けの子供たちが増えるかも。でも、それもまた面白いかな。うちの子供たちは、まだまだ整理収納得意な子供には程遠いですけど。(笑)

今月も読んで下さりありがとうございました。来月のテーマもかなり興味深いものです。楽しみにしていて下さいね。