私が整理収納アドバイザーになったきっかけ 村田みえ
こんにちは。
リレーコラム初参加の整理収納アドバイザー 村田みえです。
子供部屋のオモチャの仕分けから、80代の奥様の着物の整理など年代もジャンルもさまざまな
お宅の片づけをしています。
はじめは、少し緊張気味のお客様も お話を伺いながら 仕分けのコツをお伝えし、
作業をすすめていくうちに
「あ、そうか」 「じゃあ、ここは こうすればいいんだわ」と どんどん表情が明るくなり
「次は、これをまとめればいいのね」と積極的に作業に参加されます。
「片づけって楽しいんですね」なんて言葉をいただいた時は、この仕事に就いて本当に良かったと
思える瞬間で、私の原動力です。 もちろん困難な作業の時もありますが、学びの糧としています。
さて、私がアドバイザーになる前の私は
部屋の模様替えが好きで、インテリア雑誌をながめるのが至福のひととき。
部屋をオシャレに飾るために 片づけはやっつけ仕事のごとく見えないように隠しておしまい。
見た目優先のモデルルームを目指していました。 「なんちゃってキレイ好き」です。
ところが、夫の転勤で今までの半分ほど広さのマンションに引越すことになり、
お気に入りのタンス、ベッド、テレビボード、ソファ、ダイニングテーブル、食器棚、エアコン照明も 泣く泣く手放しました。
ながめる雑誌がインテリア本から収納本にかわり、機能性重視の収納や、スキマの徹底活用の研究。
出産で家族も増え、フルタイムの仕事もあり、部屋のスペースも時間も限りがありストレスを抱える毎日でした。
これ以上、何を減らせというのか・・・
そんな時に出会ったのが「整理収納2級認定講座」です。「整理の本質」「モノとのかかわり方」
目からウロコとは、まさにこのこと。 自分が抱え込んだモノに ふりまわされていたんですね。
その後 アドバイザー1級、そして 整理収納コンサルタント資格を取得しました。
転勤による引越しは、私の働き方も変えました。
結婚、出産を経ながらも、転勤先ごとに仕事をみつけてそれなりに充実していましたが、いつ転勤になるかわからないので
長期契約もできません。コマ切れになる職務経歴と 年齢と反比例する経験年数。
自分のキャリアで唯一続いているのが、主婦業でした(笑)
これが強みになる、整理収納アドバイザーの仕事を選ぶきっかけでもありました。
収納テクニックやグッズの知識、数々の失敗、挫折感も 全て無駄ではなかったんですね。
お客様の悩みに共感し、お客様と向き合うのではなく、同じ方向を見るアドバイザーでありたいと思っています。