私が整理収納アドバイザーになったわけ   青山美香

こんにちは。整理収納アドバイザーの青山美香です。
今月より、こちらのリレーコラムを担当させていただきます。よろしくお願いいたします。
さて、タイトルの「私が整理収納アドバイザーになったきっかけ」。
「片付けが苦手だった」という理由と、もう一つ。
自分のこれまでの人生を整理したかったからです。
実は、私、3歳の時の事故で、左手首を失いました。
このシリアスなハンディのせいで、思春期には、混沌とした葛藤の日々を送り、気がついた時には、コンプレックスの塊。
負けず嫌いの性格に、ずいぶん救われましたが、そんな自分が大嫌いでした。
今思えば、障害は、「個性」だと言ってくれた夫と出会い、息子に恵まれたことが、整理収納アドバイザーになった大きなきっかけのような気がしています。
その一つが、息子が小学5年生の時に書いた作文。
それは、家族の何気ない日常でしたが、工夫をしながら生活をする私の姿を息子の目線で書いたものでした。
つたない文章が、余計にリアルに伝わってきて、自分という存在を初めて外側から感じた瞬間でした。
家族の前で、私は、生活のすべてを楽しんでいたのです。
「自分のコンプレックスに片を付けよう」
頭に浮かんだのは、家のモノを整理することでした。
来る日も来る日も、片付けましたが思うように進みません。
インターネットで、たくさんの記事を読んでも、うまくいかない。
そんなことを2年続けて、この資格を知りました。
高額だったこともあり、少し悩みましたが、その時の意志が勝り、思い切って受講。
講座では、自分の思い込みを払拭することができ、一つ一つの言葉が心にしみました。
ずっと探していたことにたどり着いたようで、3ヶ月で片付けることができました。
その後、私は、コンプレックスの陰に隠れていた、本来の自分を取り戻しました。
「明るく、前向きで、好奇心旺盛」
1級取得を決意したのは、もっと学びを深め、私のような方々の救いになれば、そう思ったからです。
おかげさまで現在では、快適住まいる代表の嶋野さんに「収納用品オタク」の称号を頂戴するほどの入れ込みようです(笑)
整理収納というアプローチから自分を変えるのは、ひとつのきっかけに過ぎないかもしれません。もしかしたら、変えることはできないかもしれません。
それでも、お客様のありのままのお声をお聞かせください。
ご依頼いただいたお客様の新しい一歩となりますよう、心を込めてサポートいたします。
また、整理収納を通して得られる大きな充足感を、一人でも多くのお客様へお届けできるよう、私自身、これからも邁進してまいります。
理想の暮らしは、お客様自身の心の中にあります。
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