「整理収納アドバイザーになってよかったこと」 青山美香

こんにちは。

整理収納コンサルタントの青山美香です。

さて、今月のテーマは、整理収納アドバイザーになってよかったこと。

最近、我が身に染みて感じていることは、「人間を生かすも殺すも、人間」ということでしょうか。

学生から社会人となり、結婚し出産。

様々なライフサイクルの中で、多くの人と出会い「大人」とよばれる年齢を迎えました。

アドバイザーになるまで、私の生き方に大きな影響を与えた人は、21歳の時に出会った1人の女性だけだと疑いもしませんでした。

それが、紆余曲折を経て、この資格を得、たくさんのアドバイザーにお目にかかるようになってからというもの、驚きの連続。

整理収納アドバイザーは、この競争社会の世にあって、自分の経験や学びを、惜しみなくシェアします。

アドバイザーは、いわば個人事業主。

ライバル関係のはずなのに、シェア?

中でも、私の住む千葉県では、特にその活動が盛んです。充実したフォローアップセミナーに加え、毎月の交流会。

資格をとったばかりで、迷走する私を温かく迎えてくださったのもこの交流会でした。

プロになったと言っても、すぐ活動の場が用意されているわけではありません。

そこは、プロとしての厳しさであり向き合うべきポイントなのでしょう。

でも、不安になり、どう歩いていいのかさえ分からない。

そんな時、家族以外に、自分の夢や希望、悩みや葛藤、それをぶつけられる人が何人いますか?

残念ながら、私にはいませんでした。

だからこそ、「情報のシェア」は、私にとって救いであり、道筋でした。

一人のアドバイザーとして、お客様に向かいながら、私はいつも、その背にたくさんのアドバイザーの存在を感じています。

私の前で、大粒の涙をこぼしたお客様。

「心が清々しくなりました」

この言葉を聞けたときは、本当にうれしかったです。

夫の事業を手伝い、「成り行き」で生きていた私に、アドバイザーという仕事は、最高のスポットライトを当ててくれました。

そして、同時に、「成り行き」だった毎日が、仕事をする上での「経験の引き出し」となったことも大きな収穫でした。

歩いてきた人生に、挫折や苦悩、退屈があっても、それはすべて自分の財産。

そう思えた時、今まで出会ったすべての人が、私の原動力になっていると感じるようになりました。

整理収納アドバイザーとして、人を慈しんで毎日を過ごせるようになったことに、深く感謝しています。