整理収納アドバイザーになって良かったこと  丸 麻衣

こんにちは。

整理収納アドバイザー 丸 麻衣です。

6月からスタートした「快適住まいる整理収納アドバイザーコラム」ですが、アドバイザーとして出会った、お仲間の「生い立ち」を知ることができて、私自身が一読者として感動致しました。

この「出会い」こそが、アドバイザーになって良かった!と思うこと。

年齢も元の職業も生活環境も違う様々な人たちが、「整理収納」を通してつながり、情報や悩みを共有しています。資格を取得したものの仕事の始め方を模索する人、家庭との両立に悩む人、大きなプロジェクトをこなす人、本当に様々。毎月、交流会に集まり、決められたテーマに沿って自分たちの意見を発表します。その中にいると、自分は、まだまだ…だと痛感することも多いですが、これで良いのだと確信できる時もあり、その時は自信をもってお客様に提案ができます。仕事をしていく上で、横のつながりがこんなに心強いものだと感じている毎日です。

そして、もう一つのおおきな出会いはお客様。

私は、整理収納業務のほかに家事代行(お掃除)も行っていますが、定期的に伺っているお客様の中に80代後半の方がいらっしゃいます。そのお宅は、生活感がなくスッキリしています。なので、モノを移動させる必要がなくお掃除だけに専念させていただいています。少ないモノでシンプルな暮らしのお客様ですが、それにしても生活感がなさすぎる……ずっと不思議に思っていました。

しかし、その方は、私が伺う前日に身の回りの物を片づけていたのでした。限られた時間の中で希望の仕上がりになるには、準備が必要だと考えていらっしゃったようです。そのことを聞き、ますます気合が入ります!

「たかが」お掃除と考えているのか「されど」と考えるかで結果は変わってきます。小さな事柄にも目標を決め、達成するプロセスを考えるのは、とても大切なことだと、強く感じました。

そのお客様は、毎日の予定をたてて行動し、健康維持のためにジムにも通われています。そして、夜は大好きな晩酌を楽しみます。「私が、この歳で大病もせず、好きなお酒が呑めるのは、若い頃からの少しの摂生と少しの頑張りがあったから。その少しの努力は歳を重ねた時に、大きな差になるのだよ」と教えていただきました。少しの努力は出来ても、それを続けていくのは大変なことです。深い深い言葉です。

このように、人生の大先輩との出会いもこの仕事があればこそ。そして、私自信も大切な言葉を吸収できるよう、いつもしなやかな状態でいたい。心も体も環境も整理することで、それが叶うと信じています。