アドバイザーになって損したこと・・・でも良かったと思うこと 佐藤 綾子
こんにちは。
整理収納アドバイザーの佐藤綾子です。
「損したこと、・・・でも良かったと思うこと」についてお話をさせていただきます。
「損したこと」を考えてみましたが、なかなか思い浮かばず。しいて言うなら、整理収納アドバイザーになって、今までよりもっと忙しくなったことでしょうか。
毎日仕事をやってもやっても終わらない状態で、目が回るような毎日を過ごしていました。
引越しの見積もり、配送の確認やお客様との打ち合わせ、決済書類など、経営者としてやるべきことが沢山あります。その仕事プラス整理収納アドバイザーのお仕事が加わったのですから考えてみれば忙しくなるのは当然のことですね。
徐々に仕事を増やしていったつもりでも、仕事が終わる時間が遅くなり、やっと区切りがついたと思うと夜の11時、12時になってしまう日が多くなり、寝不足状態が長く続いてしまいました。当然身体が疲れてくると、同じようにモチベーションも下がってきます。
自分の仕事のペースが遅いのか、やり方が違うのか、やるとは言ってみたものの、力量が足りないのかな、と思ったりしました。
好きでなった整理収納アドバイザーなのに、ただ忙しくなっただけではないか。とか、自分が望んでいた姿ではないな、このままだとなりたい自分になれるのかな。なんて、普段は超ポジティブなのに、だんだんネガティブモードに入ってしまいました。
そして、とうとうダウンをしてしまいました。朝起きると体がだるくて起き上がれないのです。それと背中から腰にかけてチクチクと強い痛みがあり我慢できなくなってきました。嫌な予感がするので病院へ行き診察を受けると「帯状疱疹」と診断されました。
私は30才の時にも帯状疱疹になったことがあり、その時と同じような痛みだったので、やっぱりと思いました。昔、帯状疱疹は入院して治療をすることが一般的でしたが、現在はとても良いくすりが開発されていて通院治療が可能になったそうです。今回私も入院はしなくて、通院治療になりちょっと安心しました。
先生からは、免疫力が落ちているので1週間は絶対に安静にしていないと症状が悪化するので、気をつけるようにと言われて帰ってきました。
「あ~、1週間も休んだら仕事溜まっちゃうな。」と思いましたが、ここは素直に神様からお休みをもらったと思うことにしました。病院の先生の指示通りに1週間身体を休めることに専念したので、順調に回復をすることが出来ました。
「損したこと」として書きましたが、この病気をしたことで良かったことがありました。
一つ目は、自分の身体、健康について見直しをすることが出来たことです。
今回病気をしなければ、身体をいたわる事や、食事について考える事も無かったかもしれません。ダウンをするということは、身体が悲鳴をあげていたのです。睡眠時間、適度な運動、食事などを考え直す良い機会となりました。
二つ目は、考える時間が出来たので、頭の整理が出来たことです。
日々やることなどの短期的な計画はしていましたが、長期的な計画や目標などを考える事は少なかったように思います。頭で考えていることを全てノートに書きだしていきました。
書いていくと、次から次へと頭の中の思考が出てきます。出し切ったかなと思うと、また新しい気づきやアイデアが出て来たりします。すると今まで焦っていた事や、イライラしていた気持ちも落ち着いてくるのです。
不思議と頭の中がスッキリと整理されてきました。
これこそ、まさしく「損したこと、・・・でも良かったと思うこと」だなと思います。
この様に「損したこと」と思っても、そのことがあったからこそ良かったことに出会えたのだと感じました。どんな事でも自分にとっては学びの材料になるかもしれません。
これからも、損したな、嫌だな、と思ってもこれは何か意味があるかもしれないと思って前に進んでいこうと思っています。