世の中の子どもたちが整理収納が得意になったらなにが起きますか? 嶋野美紀子

皆さんこんばんは。

世の中の子供たちが整理収納が得意になったら、もっともっと子どもたちが活躍できる場が増えると思います。

勉強をする意味を見出し、いじめのない世の中になり、学校でものびのびとみんなが生きられると思います。

整理収納が出来る子どもを増やすということは、世界の平和につながります。

なにをおおげさな・・・・と思われるかもしれませんが、事実です。

身近な周りのこども達をみていると、習い事が多く、やらなければいけないことが多く

何をしたいのか見えなくなっている子達もいます。

1人で放置はよくないけど、他にやらなければいけないことが多過ぎて

親が多くのことを決めてあげすぎているように思います。

高校進学でどこの高校をうけるのか?習い事は親が習ってもらいたいものをやらせる?

毎日着る洋服、毎日食べるもの、身につけるもの・・・

昔、知り合いに厳し過ぎるお母さんがいました。

駄目なことが多かったのです。携帯を持つのも駄目でしたが、娘さんが中学2年のときに

持たせてあげることに決めたのです。でも20時になったら、没収、娘さんのメールチェックまでしてました。

ある時からその娘さんは学校に行けなくなってしまったのです。

家で寝る時間以外はPCの前に座っていたそうです。

厳しいお母さんが、何をいっても駄目でした。

その1年後、今度は2つ年下の妹さんも学校にいかなくなり、夜中に発狂するようになり

家から全てのはさみ、包丁を隠したそうです。

子どもにもプライドはあります。それぞれの性格があります。

なにもかも親が決めて、制御することは、違うような気がします。

そのとき、私は整理収納アドバイザーではありませんでした。

だから、辛い彼女の話をただただ聞いてあげることしかできませんでした。

でも今なら、2階建ての家の中がモノだらけだった彼女のお家を娘さんたちと

整理したと思います。そうすることで、彼女たちの心の中にふれることができたと思うのです。

昨年、ハウスキーピング協会のアカデミア(整理収納研究部門)で学んだこと

心理学の井上先生の「整理収納は対象療法でなく原因療法で人を心の中から救っている」

といわれたのが今でも心に刻まれています。

病院で痛みを和らげるためのお薬処方は対象療法で、悩みを聞いて原因から取り除くことを原因療法だそうです。

私は人に寄り添ったお片づけをし続けていきたいと思います。

お家の整理収納をしながら、人は救えます。

こども達と一緒にお片づけをやってください。

子どもたちのことが見えてくると思います。

モノの整理は「頭の整理、時間の整理、心の整理」です。

まず身近なお子さまとお片づけをして、

明るい未来をづくりをしていきましょう。

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