世の中の子供達が整理収納が得意になったら何が起きると思いますか? 丸 麻衣

こんにちは。
整理収納アドバイザー 丸麻衣 です。

10月になり、今年もあと100日をきりましたね。
あっという間に1年が過ぎます。歳を重ねれば重ねるほど、時間が過ぎるのが早いと感じます。

突然ですが
「ミニマリスト」という言葉をご存知でしょうか?
身の周りのモノを必要最低限に減らした暮らしをする方々です。
その方々が、シンプルでいたい!と思うまでには、その真逆の状況に身を置いていたと察します。

現代の子供たちの生活は、まさに真逆の状況。
モノに囲まれ、情報に囲まれ、時間に追われる。いつもいつも次へを求められる。そして決められた何かをすることで安心感を得る子も多いと感じます。

数年前の私と息子がこの状態でした。子供の為にとあれこれ情報を集め、様々な習い事をしました。
送り迎えはもちろん、上達するために道具を買い揃え、そして結果を求める。結果の出ないまま2年が経ち、息子は疲れはて、原因不明の湿疹や肺炎など次々と病気に罹ります。
それでも頑張る!と言った彼の本心は、辞めたらママが悲しむ…。
ここまで、息子を苦しめてきた自分に愕然としました。
ひとしきり二人で泣いて、退会届を出した時、清々しい気分だったことを覚えています。

今では、時間にも心にも余裕ができ、好きなスポーツをやっています。
好きなスポーツをやり始めると、道具を大切にし、身の回りや部屋が整いました。

忙しすぎる子供達が、ふっと立ち止まって、自分の身の回りを整える時間があれば、家は居場所になり、落ち着ける空間になるはずです。
そんな空間で育つ子供達は、もっともっと創造性、独創性豊かな人になるはず。

様々なノイズに心乱されることのない「自分」をぜひ見つけて欲しい。

世の中の子供達が整理収納が得意になったら何が起きると思いますか。

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