年末大掃除を成功させる為のお片付けはズバリこれです!  田中桂子

12月だというのに、暖かい日が多くて、年の瀬なんてまだまだなんて思っていたら・・・あらまぁ、あと9日で大晦日!!!
やばいっ!大掃除!などと思っていませんか?

さて、今月のテーマ。「年末大掃除を成功させる為のお片付けはズバリこれです!」
う~~ん。ズバリこれだけとはっきりとは言えません。が・・・
あえて言えば、「ひとに頼む力」ではないでしょうか?

「ひとに頼む力」と言いましたが、その前にまず先に考えておきたいのが、
普段の整理収納を考える上で大事な3つの力の話。

まず、「判断力」これは、今までお片付けを語る時、何度も取り上げている
お片付けとは・・・モノを整理して収めること。
そして、整理とは、モノの要・不要を区別すること。区別するために必要な力が、「判断力」です。

また、収納するために必要な力が、「グルーピング力(まとめる力)」です。
整理したものを収納するためには、使用頻度や行動動線によって項目ごとにまとめあげていく力がなければ、納める場所を決めることが難しくなります。だから、収納を考える上では、「グルーピング力」が必要です。

そして、整理収納された状態をキープすることが出来て初めてお片付けが出来ているといえるのです。そう、3つ目の力は、「キープ力(続ける力)」。

ただ、このキープ力というのがとてもやっかいなものでして・・・
人というのは、元来弱い生き物ですから、いい状態を持ち続けるというのは、ひとりではなかなか難しいのです。

それでは、お片付けをキープするために必要な力とは何か?
それが、「ひとに頼る力」なのではないかと思います。
片付いた状態をキープする上で、同居している家族の力を借りるのはとても大事。とりわけ、年末、子供は冬休みだし、仕事を持つ大人も、まとまった休みになる時期。お片付けに目が行きやすいです。
そんな時を使って、自分がどのようにお片付けに取り組んできたのかを伝え、協力を頼んでみませんか?

年末に家族だけでなく他の人も上手に使って、普段片づけしやすくする。

お片づけだけではありません。何でもひとりで抱え込んでしまうと、心も体も崩れてしまいます。抱え込まずに、早めに家族や他の人に頼り、力を借りることは、恥ずかしいことでも、気が引けることでもありません。最も大切なことだと思います。

年末大掃除は、人に頼む力を養ういい機会です。家族などの手を借り、快適生活空間にしちゃいましょう!!

今月も読んでくださりありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。

12月のイメージイラスト