私のオススメの収納グッズ 中島 理沙
こんにちは。整理収納アドバイザー 中島理沙です。本年もどうぞよろしくお願い致します。
暖冬と呼ばれていますが、1月に入ってから、早朝は吐く息も白くなり、急激に寒さが増してきましたね。ようやく関東も雪の話題が多くなりました。雪が降るのか、降らないのかと天気予報に息子は振り回され、朝雪ではなく雨だったのでがっかりしている様子でした。今年も引き続き、整理収納コラムをよろしくお願い致します。
さて、今月は「オススメの収納グッズ」がテーマです。非常に悩みました。なぜなら、モノに溢れて収拾がつかず、どうしようかと悩んだ末に「収納グッズ」を購入すれば、すぐに改善できるのではないかと思ってしまう方々が意外にも多いからです。「収納グッズ」を購入したものの現状は改善されず、更にモノが増えていく一方・・・というケースに陥ってしまいます。そこで、モノを収める前に、必ず「それは、その場所で使っているモノかどうか」などを厳選してみてください。このように選ばれたモノを収められた収納グッズは、飛躍的に活かされてきます。目的別や頻度別などに分けて「区切る」役割や、「分かりやすくする」役割、「見た目をよくする」役割など、様々な役割を果たしてくれます。
その際に、「色」「カタチ」「素材」を是非統一してみてください。これは視覚的にスッキリするだけでなく、カタチ・素材も揃う事によって、各段に取り出しやすくなり、見つけやすくなります。
収納の際に我が家でもよく活用している私のオススメは、『3Mのコマンドフック 貼ってはがせるフック』です。(※必ず、耐荷重をご確認下さい。)このフックは、「かける」「吊るす」収納などに有効です。壁に穴を開けることなくしっかりと固定できます。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、画鋲などが落ちてしまっては危険ですが、このフックはその心配もいりません。好きな場所にフックをつけることができ、様々な活用方法があります。気軽に貼ってはがせるので場所を変更することも可能です。床に置いてしまいがちなモノを袋に入れて収納したいときや、扉の裏側に小さな鍵などをひっかけておきたいとき、子どもの作品を飾りたいとき、季節の小物を飾りたいとき、など幅広く使用しています。
一旦モノを床に置いてしまうと、そこからモノがモノを呼び、あっという間に増えていきます。ところが、床にモノがないだけで、掃除もしやすくなり、快適に暮らせるなど利点が沢山あります。このようなコマンドフックは場所を選ばす吊るすということができます。最近では、水に強いお風呂専用のコマンドフックや、軽いものから重いものまで対応しているものもあります。
お客様の目のつく場所や、目立つ場所などに何かをかけたいという場合は、『無印良品 壁に付けられる家具 フック』というものが活躍しています。これは、タモ材やオーク材など種類がありますので、家のイメージにあわせて選べます。(耐荷重2キロ)この用途も様々です。お客様のコートかけ、キッチンの鍋つかみかけ、お子様のカバンなどをかけるなど、様々な活用が可能です。※こちらは壁に少し穴をあけますので、事前に場所をご確認下さい。※取り付けることのできる壁かどうかも事前にご確認ください。
吊るす、かける収納も、あれもこれもとひっかけてしまうと壁がうるさくなってしまいますが、頻繁に使用するものや、大切なものなどは床に置かない工夫があるとお部屋もスッキリします。この時の注意点ですが、一つのフックにバックやハンガーなど沢山のものをかけてしまうのではなく、一つのフックに対して、一つのモノをかけるのがポイントです。そのフックは『○○をかけるフック』と一個ずつ決めてみるといいと思います。
暮らし方によって人それぞれの収納選びも変わってきますので、ぜひ暮らしにあったものを試してみて頂きたいと思います。