整理収納アドバイザーになっても捨てられなかった思い出のbest3 丸 麻衣
こんにちは。
整理収納アドバイザー丸麻衣です。
4月になり、新生活をスタートされた方も多いことでしょう。
生活が変わるタイミングは、自分の持ちモノを見直すチャンスにもなります。
引っ越しの多い転勤族は身軽な生活を送っている方が多いのも頷けますね。
さて、今月のテーマは
「整理収納アドバイザーになっても捨てられなかった思い出のbest3」
best3を挙げる前に、片づけサポートについて。
作業は、まず『わける』ことから始めます。
●使っている
●使っていない
そして
●使っていないけど手放せない思い出のモノ
そうすると、ほとんどの方が使っている思い出のモノの2つにわけていくのです。
どんな小さなモノにも持ち主とのストーリーが存在する所以ですね。
片づけは、モノを分けながら自分自身のアタマもココロも整理されていきますが、その時に過去とも向き合う必要があります。
これが、なかなか大変なのです。
先週、数年ぶりに実家に帰省しました。
母は、料理も洋裁も上手で、部屋もキチンと片付けています。
私のイメージの中ではそうでした。
でも、実際に収納の中を全部出してみると次から次にモノが溢れ出てきました。
使っていないバッグや衣類。思い出の品の数々。
その中に20年以上前のわたしのブラウスが数枚。
かなりの使用感がありますが、キチンとボタンが付け替えられていました。
娘が気に入って着ていた思い出のブラウス。
付け替えられたボタンに母の愛情を感じましたがその思い出の衣類が実家の収納スペースの何割かを陣取っていたのです。
『もう、着ないから!』と私は紙袋に入れましたが、母はすぐには手放さないでしょう。
いろいろなやり取りを繰り返し、押入れとタンスの整理が終わりました。
スッキリとした引き出しを嬉しそうに覗く母にホッとしましたが、本当に疲れました。
離れて暮らすほど想いが強くなり、古びたブラウス1枚でも手放せなくなること。
歳を重ねると、モノの置き場から探し出すことが難しくなり、つい買ってしまうこと。
今回は、私自身が、現実と向き合う作業でした。
実家の片づけは、結果を早急に求めず根気よく続けることかと思います。
テーマからは少しそれましたが捨てられない思い出を考えさせられた出来事でした。
私が、整理収納アドバイザーになっても捨てられなかった思い出のbest3
1.母からもらった手作りのモノ
人形や袋モノの数々。
2.自分の結婚式の引き出物
多めに発注して残ってしまった食器
3.使用済みカレンダー
家族の予定を書き込んだ日記のような存在
2番目は使いながら手放す予定です。
私も確実に歳をとりますが、家族の思い出と現実を受け入れながら生活していくことが必要だとを改めて感じました。
今夜また、母に電話してみます。
『元気?』